【おすすめ‼】海外ドラマ「ザ・ホワイトハウス」から学ぶアメリカ政治

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こんにちは。けーたろです。
元シネコン支配人です。

2020年11月7日夜(日本時間8日午前)アメリカ大統領選で勝利を確実にした民主党のジョー・バイデン氏は、勝利宣言を行いました。

ただ、現時点で共和党のトランプ大統領は敗北を認めておらず、法廷闘争による抵抗の構えを見せています。

今回のアメリカ大統領選挙は、日本のマスコミでも大きく取り上げられ、TV各局ではアメリカの選挙制度やアメリカ政治について報道がなされています。

今回は、アメリカ政治を学ぶ上で大変参考になる海外ドラマ、「ザ・ホワイトハウス」(The West Wing)をご紹介します。

1.概要

「ザ・ホワイトハウス」(The West Wing)は、アメリカの放送局NBCで1999年から2006年にかけて放送されたドラマで、シーズン7まで制作されました。

内容は、ホワイトハウスを舞台に大統領とその側近達を中心に描いた政治ドラマです。

原題“The West Wing”とは、大統領執務室のあるホワイトハウス西棟のこと。

ホワイトハウスの東棟(イーストウイング)は一般に公開されていますが、西棟(ウエストウイング)には大統領執務室をはじめ、閣議室、国家安全保障会議室のほか、シチュエーションルームなどがあり、アメリカ政治の中枢です。

ドラマはアメリカ内外で起こっている実際の事件や問題を参考にして作られ、それらの解決に日々取り組むスタッフと大統領の物語が話題を呼び、大ヒットしました。

2.作品情報

製作総指揮 :アーロン・ソーキン、トーマス・シュラム、ジョン・ウェルズ
脚本 :アーロン・ソーキン ほか
出演 :マーティン・シーン、ロブ・ロウ、ジョン・スペンサー、アリソン・ジャニー、ブラッドリー・ウィットフォード、リチャード・シフ、ストッカード・チャニング ほか

3.ドラマにおける大統領

マーティン・シーンが演じる、ジェド・バートレットは民主党の大統領。
リベラルで道徳的な思想のもと、「民主主義」の理想を目指します。

【大統領の経歴】

  • アイルランド系アメリカ人のカトリック信者
  • ノートルダム大学に神父になるために入学
  • ロンドン大学で経済学の修士号と博士号を取得
  • ダートマス大学で教鞭を執る。
  • ノーベル経済学賞受賞
  • 下院議員を三期務め、ニューハンプシャー州知事を2期務める。

4.作品で取り上げられるテーマ

ドラマ「ザ・ホワイトハウス」のシーズン1が放映されたのは、今から20年以上前ですが、現代のアメリカや日本でも話題となるようなテーマが取り上げられており、古さを感じさせません。

外交問題、経済問題、人種・LGBTの差別問題、ドラッグの問題などから、銃規制法案、最高裁判事の選任、死刑制度などなど

5.建前と本音

オバマ前大統領は「核兵器なき世界」などの理想を掲げ、医療保険制度改革(オバマケア)、他国への歩み寄りなど、アメリカの「良識」=「建前」を世界に示しました。

対してトランプ大統領は、「アメリカ・ファースト」の掛け声のもと、“孤立主義外交”を展開。アメリカの「本音」を世界に示しました。

ドラマ「ザ・ホワイトハウス」のバートレット大統領は、常に「良識」=「建前」を大事にしながら、道徳的な判断を下そうと努力します。

6.おわりに

現在の日本では、「建前」というと、良い意味で使用されることはあまりないかもしれません。また、「本音」で話すことこそ良しとする風潮があるように感じます。

しかしながら、この4年間で「建前」はとても重要だと改めて感じました。

「建前」=「良識」を表明し、トップが理想を示すことは重要ではないでしょうか。

「ザ・ホワイトハウス」(The West Wing)は、現在、Amazonプライムビデオで観ることができます。

興味がある方は、是非、ご覧ください。

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