はじめまして。けーたろです。
数年前まで、シネコンで支配人してました。
2020年はコロナの影響で、映画業界は大打撃を受けてますね。
ぼくは、映画館に行けない間、NetflixやAmazonプライムビデオ、YouTubeを楽しんでいるので、
「自宅で映画が十分楽しめるから、ムリして映画館に行くことねえや。」
と思っていたのですが、ここ最近、職場の同僚から
「もう、映画館に行っても大丈夫なの?」
「元支配人でしょう?シネコンとか、感染対策大丈夫なの?」
と聞かれることが多くなりました。
そこで、ぼく自身も近々公開予定の「とんかつDJアゲ太郎」や「ワンダーウーマン 1984」を早く観たい、ということもあり、このタイミングで映画館に行くべきか、個人的に検討してみることにしました。
1.映画興行の現状
緊急事態宣言下での映画館への休業要請
映画会社各社は、東京都が外出自粛を要請した3月25日以降、2週にわたって土日の営業を休止しました。
その後、
- 4月7日、政府の緊急事態宣言を受け、平日も含めて営業を休止
- 5月25日、政府は全国の緊急事態宣言の解除を発表
- 5月29日、東京都は休業要請の緩和措置をステップ2へ移行
東京都の緩和措置のステップ2への移行を受けて、都内の映画館が続々と営業を再開しました。
国内大手映画会社の興行収入
東宝と松竹が7月14日に発表した、2020年3~5月期の連結決算によれば、
- 東宝の純利益は、2億1,800万円(前年同期比98%減)
- 松竹の最終損益は、43億7,800円の赤字
また、東映が8月12日に発表した、2020年4~6月期の連結決算によれば、
- 東映の純利益は、6億200万円(前年同期比80%減)
というように、国内大手各社、軒並み大打撃を受けています。
上記映画会社は、映画興行事業だけでなく、映像関連事業、不動産事業、物販・飲食事業などが経営を支えているのですが、映画の興行収入はどうでしょうか、
東宝の子会社である、TOHOシネマズ㈱が9月9日に発表した、2020年1月~8月の興行収入は、
- 208億50万余円(前年同期比37.1%)
緊急事態宣言解除後の6月~8月の興行収入は、
- 73億7,531万余円(前年同期比28.9%)
8月単月の興行収入は、
- 39億5,526万余円(前年同月比37.1%)
と、非常にきびしい状況です。
2.映画業界の感染防止策
全国の映画館が加盟する、全国興行生活衛生同業組合連合会(以下、全興連)が示した
において、従事者や来館者に関する感染防止策をはじめとした、様々な感染防止策を示しています。
また、大手シネコン各社の対策は、次のとおりです。
3.客側の感染防止策
空いている曜日、時間帯を狙おう
ぼくなら、
平日のレイトショーを狙います。
平日の日中に行ければいいのですが、みなさん、お仕事や学校で行けない人も多いと思います。
ただ、コロナ前は混んでいた土日も、今は、興行収入からみても、動員数は休業前の半分も戻ってきていない状況です。
新作でも、公開初週の土日を外せば、だいぶ空いた状況で鑑賞できると思われます。
空いているエリアを狙おう
ぼくなら、
スクリーン中段から後方の空いているエリアを狙います。
現在の、シネコン各社の対応を見ると、座席は周りと間隔を空けて座れます。
また、スクリーン内では、
- 観客は一方向(スクリーン方面)のみ向いている
- 基本的に無言で鑑賞している
- 基本的に各自マスクをしている
これらの対策は、安心できる要因だと思います。
空調について、これは各劇場によってシステムが異なるので一概には言えませんが、
- スクリーン前方から排気(天井から吸気)を行う場合、気流は後方から前方に向けて流れる。
- 天井から排気(天井から吸気)を行う場合、気流は中段付近から前方・後方に向けて流れる。
これらの状況から、
4.まとめ
まだ、不安なあなたは
いっそのこと、貸切っちゃう?
HUMAX CINEMA や シネマシティ など、さまざまなシネコンが貸切のプランを用意しています。
安ければ、数万円で貸切れますので、一考の価値はありそう。
それでも、不安なあなたは
ムリせず、自宅で、NetflixやAmazonプライムビデオ等のサービスを楽しみましょう。
ムリして映画館に行ってみたものの、近くの観客が
「ちゃんとマスクをしているか。」「咳をしてないか。」
を気にしながら映画鑑賞するのは、とてもストレスです。
今回は、このへんで失礼します。
では、また。
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